EC-CUBEでは、様々なパラメータが用意されています。パラメータには、管理画面の「システム設定>パラメータ設定」で変更可能なものや、インストール時に設定されたものなどがありますが、ここでは、管理画面で設定できるパラメータ設定の一覧を紹介しましょう。
EC-CUBEはでは、管理画面のシステム設定>パラメータ設定から簡単に定数の値を変更することができます。ここでは「よく変更するパラメータ」と、変更にシステムの理解が必要な「変更が難しいパラメータ」に分けてご紹介します。
前述の「よく変更するパラメータ」の中でも、特によく変更するパラメータを、いくつか紹介しましょう。
まず、USE_POINTです。これは、ポイント機能を利用するしないを変更設定するパラメータとなります。
ポイント機能を有効にするには、USE_POINTの値にtrueをセットします。なお、USE_POINTの値は、前掲の一覧表の通り、デフォルトでtrueとなっています。ポイント機能が有効な状態では、EC-CUBEの各画面は以下のようになります。
一方、USE_POINTの値にfalseをセットすると、ポイント機能は無効になります。ポイント機能が無効な状態では、EC-CUBEの各画面は以下のようになります。
OPTION_FAVORITE_PRODUCTは、お気に入りの商品の登録可・不可を設定するパラメータです。
お気に入りの商品の登録を可能にするには、OPTION_FAVORITE_PRODUCTの値に、1をセットします。なお、OPTION_FAVORITE_PRODUCTの値は、前掲の一覧表の通り、デフォルトで1となっています。お気に入り商品の登録が可能な状態では、EC-CUBEの各画面は以下のようになります。
一方、OPTION_FAVORITE_PRODUCTの値に0をセットすると、お気に入り商品登録は不可になります。お気に入り商品登録が不可な状態では、EC-CUBEの各画面は以下のようになります。
FORGOT_MAILは、顧客パスワードを忘れた場合の通知方法を設定するパラメータです。
EC-CUBEでは、お客様がパスワードを忘れた場合、以下のようにリンクを辿ることになります。
ここで、FORGOT_MAILに値に0をセットしてある場合、次のパスワードを画面に表示することになります。なお、FORGOT_MAILの値は、前掲の一覧表の通り、デフォルトで0 になっています。
一方、FORGOT_MAILの値に1がセットされている場合は、パスワードは画面に表示されず、以下のようにメールで送信されます。
CUSTOMER_CONFIRM_MAILは、会員登録時に仮会員確認メールを送信する・しないを設定するパラメータです。
仮会員メールを送付する場合には、CUSTOMER_CONFIRM_MAILの値にtrueをセットします。すると、会員完了時に、以下のように表示され、仮会員メールが送付されます。
送付された仮会員メールのURLをクリックすれば、会員登録が完了します。
なお、管理画面>顧客管理では、仮会員、本会員の確認ができます。
DEBUG_MODEは、デバッグモード機能の有効・無効を設定するパラメータです。
DEBUG_MODEの値にtrueをセットすると、デバッグモード機能が有効になり、以下のようにフロント画面、管理画面共にDBエラー等のエラーを表示します。
ADMIN_MODEは、管理モード機能の有効・無効を設定するパラメータです。
ADMIN_MODEの値にtrueをセットすると、管理モード機能が有効になり、以下のように画面各部に、処理時間を表示するようになります。
SQL_QUERY_LOG_MODEは、SQLログを取得するかどうかを設定するパラメータです。SQLログを取得する時間は、SQL_QUERY_LOG_MIN_EXEC_TIMEで設定します。
また、PAGE_DISPLAY_TIME_LOG_MODEは、ページ表示時間のログを取得するかどうかを設定するパラメータです。ページ表示時間のログを取得する時間は、PAGE_DISPLAY_TIME_LOG_MIN_EXEC_TIMEで設定します。
なお、取得したログは、「システム設定>EC-CUBEログ表示」で確認できます。