サーバー設定が終わり、EC-CUBEのソースファイルのアップロードまで終わると、いよいよEC-CUBEのインストールです。ここではインストール画面の表示から、管理者としてログインして、管理画面を開くまでの手順を説明します。ブラウザからインストール画面にアクセスし、必要事項を入力していくと、EC-CUBEのインストールは完了します。
EC-CUBEを解凍した場所(今回の例ではhttp://mytestshop.jp)にアクセスすると、以下の画面が立ち上がります。「次へ進む」をクリックしてください。
アクセス権限のチェックを行います。FiliZilla FTP Clientのファイルパーミッションの設定で、権限が正しく設定されている場合は、「次へ進む」をクリックしてください。正しく設定されていない場合は、ディレクトリの権限を合わせてください。
ECサイト構築に必要なファイルがコピーされます。内容を確認して「次へ進む」をクリックしてください。
以下の情報を入力して、「次へ進む」をクリックします。
使用するデータベースの情報を入力し、「次へ進む」をクリックします。
データベースの初期化を行います。新規インストールの場合「次へ進む」をクリックします。旧バージョンなどをすでにインストールしていて、既存の情報を削除したくない場合には、「データベースの初期化処理を行わない」にチェックします。なお、データベース作成には少し時間が掛かるため、環境によってはタイムアウトしてしまい、最後まで完了しないことがあるようです。その場合は、タイムアウトまでの時間を調整してみましょう(タイムアウトまでの時間調整は、Apacheの「Timeout」を変更する必要があります)。
データベースの処理結果が表示されます。
EC-CUBEの開発元に対して、インストールする情報を提供するかどうかを選択します。オープンソースは利用者からのフィードバックによって、より良いものに進化していきますので、ここではできるかぎり積極的に情報を提供しましょう。
これでインストールは完了です。<インストールディレクトリ>/html/install/にあるindex.phpは、インストール時の設定情報が含まれていますので、すぐに削除しましょう。削除した後は管理画面に進むことができます。
もし、途中でエラーが出た場合は、まずエラー表示の内容文を読んでみましょう。 よくあるエラーとしては、データベースのパスワードが間違っていたり、アクセス権限の設定漏れを見落としているなどが考えられます。
またレンタルサーバーを利用の方は、サーバ特有の設定が影響している可能性がありますので、コミュニティサイトで、同じような現象の人がいないかどうか調べたうえで、解決しないようであればサーバ管理者に問い合わせするとよいでしょう。
さらにインストールログの確認も、原因を調べる有効な手段です。インストールログは、以下に格納されています。