EC-CUBEは、PC、モバイル、スマートフォンサイトの判別をブラウザのユーザーエージェントで行っています。したがって、パソコンでモバイルサイトを閲覧するには、シミュレーターソフトを使うか、ブラウザのユーザーエージェントを偽装する方法があります。ただし、デザインをカスタマイズした後で正しい表示確認するためには、実機で確認するほうが確実です。
WEBサイトによっては、携帯キャリアの保有するIP帯域で、PCサイトとモバイルサイトを区別しているサイトもあります。携帯キャリアから割り当てられたIPアドレスをもつ携帯端末からアクセスがあると、モバイルサイトを表示し、それ以外のIPアドレスであればPCサイトを表示させるようにしています。昔は携帯端末の情報を取得することは、サーバーサイド技術でしかできなかったところが、IP帯域は随時追加される上、現在はスマートフォンが普及し、JavaScriptが携帯端末で扱えるようになってきたことから、ユーザーエージェントで区別することが多くなっています。
現在使用中のブラウザのユーザーエージェントを表示するには、以下のようなJavaScriptを記述することで、確認できます。
<!DOCTYPE html> <html> <head> <title>ユーザーエージェントを表示してみる</title> <script type="text/javascript"> document.write(navigator.userAgent); </script> </head> <body> </body> </html>
以下、ブラウザのユーザーエージェントを偽装する方法を紹介します。ユーザーエージェントを偽装することで、パソコンでモバイルサイトやスマートフォンサイトの表示確認をすることができます。